チャットボット開発の課題
会話ダイアログビルダーを利用した開発
「会話スキル」-「ストーリーボード」を選択し、「シーンを作成」を押します。
新しいシーンダイアログ内で、「シーン名」、「説明」、ステータスを記入し、「ダイアログタスクの自動生成」にチェックを入れます。
V8.xでは、ストーリーボードしか表示されませんでしたが、右の図のようにフローチャートが表示されます。
左のストーリーボードに「チャットボット」、「ユーザー」の会話をそれぞれ入力すると、会話フローが同期して作成されます。このような流れを作成していくのはビジネスアナリストです。
会話のなかでは、ユーザーが入力した値を抽出する作業は頻繁にあります。
例えば、会話から氏名を抽出する作業です。
ユーザーの回答方法は様々なパターンがあり、目的の文字列を抽出するにはある程度スキルが必要です。そのため、この作業は開発者に分担されています。
ただし、フローの途中で開発者の作業が入ったからといって、ビジネスアナリストは作業を止める必要はありません。開発者の作業が必要なステップで止める必要はなく、文字列を抽出できたという前提で進めていきます。
*以下の例では、{{ }}に適切な文字列が抽出できたという仮定のもとで進めています。事前に抽出した内容と置き換える文字列をビジネスアナリストと開発者間でルールを設定しておきます。
この会話ダイアログビルダーでは、添付ファイルの添付やボタンの配置も添付ファイルの挿入やボタンの配置もUI上で選択・入力することで10秒程度で作成することが可能です。
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- 添付ファイル
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- ボタンの配置
このようにビジネスアナリストが全体的な会話設計を描くことができ、開発者がフローを構築する必要がなく手戻りを防ぐことができます。また、フロー全体の見直しもチャートを見ることで、会話の抜け漏れがないかも確認することができます。
また、右下のボットと会話ボタンを押すと、すぐに会話ダイアログとチャートを見ながら、現時点でチャットボットの動作を確認することもできます。
まとめ
- ビジネスアナリストと開発者間での作業が明確になり、コミュニケーションミスを防ぐことが可能
- 全体の会話が視覚化されており、会話設計の抜け漏れを防ぐことが可能
- 開発者は会話フローは気にせずに、機械学習や外部システムとの連携などの開発に集中が可能